ImageMagickで錆びた感じに加工する

ImageMagickを使ったネタ。ちょっと錆びた感じのロゴを作ってみようと思う。

この元ファイルを、

以下のような感じにしてみようということ。ちょっと錆びたように見える(よね?)。

convertコマンドで

やり方のアイディアとしては、convertコマンドのresizeでいったん小さくして、それを無理矢理大きくすればフォントのエッジが粗くなって錆びたように見える……というもの。

$ convert in.jpg -resize 20% tmp.jpg
$ convert tmp.jpg -resize 500% -monochrome out.jpg

いったんresizeで小さくして中間ファイルtmp.jpgを作成。この場合、5分の1のサイズにしているので、その後に5倍してmonochromeオプションを付けることでモノクロ2値にして錆びた感じを出している。

PerlMagickで

では同じ動きをするものを、Perlで書いてみる。

#!/usr/bin/perl
use strict;
use Image::Magick;

my $image = Image::Magick->new;
$image->Read("in.jpg");

my ($width, $height) = $image->Get('width', 'height');
$image->Resize(width => int($width * 0.20), height => int($height * 0.20));
$image->Resize(width => $width, height => $height);
$image->Set(monochrome => 'True');
$image->Write("out.jpg");

PerlMagickの場合、Resizeメソッドでいったん小さくしてから大きくし、その後にSetメソッドを使ってmonochrome属性をTrueにする。ちなみに小ネタだけども、モノクロにするには以下のようにQuantizeメソッドを使っても同じことができる。

$image->Quantize(colorspace=>'gray', colors => 2);